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弱気相場に適する『超長期投資戦略』

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

株価暴落の時にどうやって投資するの?という方へ向けて記事を書きました。

個人投資家はこれまで、孤独に投資を行っていましたが、現在のSNSが浸透すると誰でも簡単に情報にアクセスする事が出来ます。

平時では問題がありませんが、株価が暴落した時にはそのニュースが嫌でも目につきます

今回は超長期投資が難しい人間の心理と、超長期投資が如何に優れているかについて解説します。

記事が、タメになったと思われたら、“SNS”“リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。

Check Point
  • 上昇より下落の方が理論的に大きく、精神的にも負担大
  • 暴落中の売却はベストパフォーマンスを逃す
  • 株式市場から退場しない努力が必要
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暴落に抗えないマインド

なぜ、暴落に耐えられないのかと言うと2つ考えられます。

プロスペクト理論

人は利益を得る喜びと比べ、損失の苦痛の方が耐え難いという危険回避の本能が働きます。投資の際に起きる感情としては、100万円が110万円になる喜びより、90万円になる苦痛の方が大きいという事になります。

損失の影響

+5%と▲5%では、マイナスをのインパクトが大きく、一度マイナスつまり損失を確定してから取り戻すのが困難という事を解説します。

100万円の試算が仮に▲50%となったら、50万円です。その後、元本を取り戻すのにどれだけのリターンが必要でしょうか?答えは100%のリターンが必要となります。

つまり、同じパーセントであるなら、マイナスの方が影響が大きいという事です。

下落率 上昇率
下落のインパクト
▲20% +25%
20%の下落は25%上昇と同じ
▲50% +100%
50%の下落は2倍(100%)
▲80% +400%
80%の下落は5倍(400%)

相場に居続ける理論武装

先述したように人は精神的に損失(不快)から逃れたい生存本能が働きます。これを少しでも和らげるために、過去のパフォーマンスから理論的に相場に居続ける、心の支えとなりうるデータを記載します。

ベストパフォーマンスを逃した収益率

このソースは書籍『敗者のゲーム』からですが、1980~2016年までの36年間において、最もリターンが高かった10日間を逃すだけで、S&P500のリターンの平均水準は11.4%から9.2%へと低下しました。これは、5,000日の取引日の0.2%となる10日だけで、約2%もの利益を失う事になります

投資する期間が世代間で行われると想定した場合には、72年間のうち5日を逃し、配当を再投資しない場合は複利で50%近く損し、過去112年間では10日を逃しただけで利益の3分の2が吹き飛びます。

失った収益率
  • 36年間(収益差:▲2.2%)
    逃し日数:10日
  • 72年間(収益差:複利で50%の損)
    逃し日数:5日 配当再投資なし
  • 112年間(収益差:▲2/3)
    逃し日数:10日

では、ベストパフォーマンスがある日だけに、投資を行えばいいのではないか?と思ってしまいます。しかしながら、最高のリターンが生じる日は、あいにく大底から回復する最初の一週間に起こりますので、大暴落時に株式をピンポイントで買いに行く難しさに加え、1/500の確率で買いに行くことになりますので、非現実的な想定となります。

それに、個人投資家の多くは、株価が高い時に購入し、安い時に手放す習性があります。

定期的な買い増しの効力

下落相場でも買い続けることで、高収益化が期待できるのは、長期間に渡り低迷した時にも言える事です。

下のリンク先では、レバナスで“一括投資”“積立投資”を比較しています。簡単に言いますと、資産が1/100となる暴落があると元本を回復するまでに、(一括投資:約20年、積立投資:約5年かかりました。

元本を下回る状態で、コツコツと積立投資を継続すると約15年早く元本に戻る事が期待できます。

それでも相場から撤退したい時

理論的に相場に居続ける理由は頭では理解していても、暴落する株式市場に対して『リスク許容度』をあまく見積もっていた失敗もあり、どうしても相場に居続けることが難しい時もあります。

しかし、元々考えていた『リスク許容度』の範囲内であるにも関わらず、少しの“不安”を取り除きたいという感情も、人間の脳の働きによって生じることです。先述したように、株式市場から退場しないことが肝要なので、相場に居続けるためにはどうすれば良いか幾つかのアイディアを記載しておきます。

リスク許容度を振り返る

過去に投資方針を決めた『リスク許容度』を再確認してください。当時設定したリスク許容度と現状が同じあることを認識すると、ニュースやSNSで騒いでいる事と自分を切り離して考える事が出来ます。

この時に重要な事は、今の感情でリスク許容度を再度訂正するのではなく、投資する前に設定した『リスク許容度』を再度確認する事が必要なことです。

資産の”含み益”が減っている時、又は、”含み損”が増えている時に、リスク許容度を再度考え直すと、リスク許容度が投資前と比べてブレてしまいますリスク許容度を再設定する時には感情がフラットの時に再設定する事が必要です。

ちなみに、弱気の感情の感情となった時の事も『振り返り用』として保存しておくのも、自分の感情のブレを確認する事が出来るので良い資料となります。

積立投資

簡単で、最強の方法です。人は売買注文を出す時に『売買ルール』が無ければ、何かしらの感情が動いてしまいます。しかし、積立投資を設定しておけば、機械的に行われるため感情が入り込む余地がありません

例え、株価が下がり続ける相場。まさに『落ちるナイフ』のような相場であっても、超長期投資では買い続けることをオススメします。再現性があり、最強の方法です。

口座のパスワードを変更

最終手段です。パスワードを思い出せない羅列に変更して、ログイン出来ないようにします。こうすることで、取引を行う時にはパスワードを再設定すると言う一つのハードルが作られます。

パスワード再設定が面倒だと思うのであれば、身近な親族にパスワードを変更してもらいましょう。これぞ、家庭持ちサラリーマンだからできる選択肢の一つです。

ロボットアドバイザー

暴落時においても機械的に最適なポートフォリオを組んでくれるのが、ロボットアドバイザーとなります。

感情をはさまない分、狼狽売りがありません。コストは1.1%発生しますが、狼狽売りの損失を考えると十分におつりがでます。

ロボットアドバイザーは“ウェルスナビ”“THEO”があります。

THEOはdポイントが貯まりますので、お得に始められます。登録はこちらからお願いします。

まとめ

  • 上昇より下落の方が理論的に大きく、精神的にも負担大
  • 暴落中の売却はベストパフォーマンスを逃す
  • 株式市場から退場しない努力が必要

記事が、タメになったと思われたら、“SNS”“リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。

共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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