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債券って地味?今注目が集まる『債券投資』の魅力

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ぜんきち
ぜんきち

債券投資を検討している方
債券のリターンを調べている方

こんな情報を記載しました。

あなたは債券に投資していますか?

債券?リターンが少ない投資だよね

債券投資は、1日に1%以上動くことがない投資対象でした。

しかし、中央銀行(FRB)の大きな利上げにより、一日に数%動くことも珍しくなくなりました。

それでも、株式投資の方が期待が大きいね!

2022年の米国株式指数(S&P500)は2桁のマイナスでした。

更に、債券はここ10年で安値になっており、現在の歴史的な暴落時に投資を行えば、30%以上の利益を取る事が出来るかもしれません。

この記事は、今注目されている債券投資について、分配金収益」と「譲渡収益がどのくらい見込めるかを解説します。

Check Point
  • 債券と高配当株の分配金の比較
  • 債券でも値上がり益は見込めるのか?
  • 債券投資が出来るメリットは?

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小リスクでインカムが得られる

現在の債券利回りはこちら(tradingview「US01Y」)

  • 米国株指数(S&P500):1.62%
  • 短期債券(US01Y):4.71%
  • 配当頻度
    ・株:3ヶ月に1回
    ・債券:毎月1回

米株式指数(S&P500)の直近配当利回りは1.62%で、米短期債券は、4.71%です。(2022.12.15)

しかも、株式の配当金は3ヶ月に1度なのに対して、債券は毎月の分配金が貰えます

毎月の収入は嬉しい♪

ただ、株式には配当を出していない企業もあるため、債権が優れていると簡単に決めつけられません。

そこで、高配当株ETF」と「債券ETF」を比較してみます。

高配当ETFとの比較

米国の高配当ETFで代表的な3つと比較します。

【高配当株ETF】(morningstar 2022.12)

ティッカー 銘柄数 経費率 利回り 資産額
VYM 445 0.06% 2.83% $50.8 Bil
HDV 81 0.08% 4.02% $12.5 Bil
SPYD 82 0.07% 4.31% $7.7 Bil

【米国債券ETF】(morningstar 2022.12)

期間 ティッカー 銘柄数 経費率 利回り 資産額 特徴
長期 TLT 35 0.15% 3.66% $30.1 Bil
価格変動が大きく株式に近い値動き
総合 AGG 9,988 0.03% 3.97% $83.2 Bil 7~10年の米国債券が多くを占める
短期 SHY 78 0.15% 4.41% $27.5 Bil
価格変動が小さい債券でFRBの
政策金利動向が直接影響
  • “高配当株”と”債券”の分配金はほぼ同じ

ただし、この結果にも注意が必要です。

どんな?

株式は配当金が約束されていないため、経済が冷え込むと、配当金が減る可能性があります。

  • 現在時点で債券と高配当ETFの利回り同じ

では、次に変動率を比較して、どちらが精神的に安定したインカムを得られるのかを確認します。

株式変動率と債券変動率

【高配当株ETF】

直近6年の最大変動率
VYM:76.12%
HDV:67.75%
SPYD:112.31%

【米国債券ETF】

直近6年の最大変動率
TLT:82.82%(長期)
AGG:27.76%(中期)
SHY:7.55%(短期)

債券の長期を除くと、債券の方が変動率が小さいことがわかります。

先の配当利回りと、変動率を加味すると、SHY(短期債券)であれば安定してインカムが見込める想定ができます。

債券が大きく下がっているような…

債券のチャートを見るともっと下がってしまうような印象を受けます。これから、「上げ」が見込めるか考えてみます。

  • 短期債券は安定した利回りがある

大きなキャピタルゲインが見込める

債券価格は、利回りと正反対の動きを行います。

なぜ、価格と反対の動きをするのかについては、別の記事で詳しく解説していますので、割愛します。

最近の下落はFRBによるものだとわかっています。

  • FRBの政策が債券価格の原因

FRBの金融政策と”利回り”の関係

こちらのチャートはFRBの利上げと2年米国債利回りを表しています。

「赤」の米債2年利回りはFRBの政策より、先行性があります。

このチャートから、アメリカの中央銀行(FRB)による政策金利が債券利回りに直接、影響している事が実感できます。

ん?直近で下がっている??

そうです。先日の金融会議で、利上げの幅が小さくなりました。

利上げ幅減少を受けて、利上げのピークが近いのではないかと、考えた投資家が債券を買っているようです。

FRBはインフレを止めるため、債券利回りを上げています。今後、債券利回りのピークが見えてくるまで債券価格は割安が続きそうです。

FRBの金融政策
・急激な利上げの実施
・債券の買戻しを限定
※米国の物価上昇率を下げるために利上げ実施
  • 利上げのピークが見えたら割高

長期的な視点

長期的な視点では、急激な利上げによる副作用でアメリカ経済が悪化し、金融政策の転換する可能性が大きいです。

そして、投資家の動きは先を見越して動きます。そのため、経済が悪化した頃には、既に割高となる可能性が高いと想定できます。

ぜんきち
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大底を狙わずにコツコツ購入するのが良いでしょう

次に、「捕らぬ狸の皮算用」となりますが、これからの債券上昇がどれくらいのリターンを生むか考えてみます。

  • 経済後退で政策変更➡債券上昇

利回りと債券ETF

株式のような変動率に耐えられる方であれば、長期債券が最も大きなリターンが期待できます

こちらのチャートは「TLT」と「FRBの利上げ」を表したチャートです。

仮に、2.4%まで利下げが行われると、TLTは現在価格より30%の上昇が見込めます。

しかも、債券は毎月配当が支払われます。配当を受け取りながら、まったり値上がりを待つことの出来ます。

債券をポートフォリオへ組み込むメリット

現在、これまで手を出しづらい債券にやっと手が出る価格まで、価格が下がってきています。

債券へ投資を行う事であなたの資産が増える事はご存じでしょうか?

株一択が一番リターン大きいでしょ?

米国株一択のような投資より、株式と関連した動きの無い資産へ投資することが、回り道なようで、実際に資産を大きくできます。

実際に、比較した場合、シャープレシオも改善し、利益率も大きくなりました。

シャープレシオとは
リスクを取って投資をした時に、そのリスクを取らなかった場合と比べ、どれだけリターンが大きかったのかを示す指標のこと。詳しくはこちらから

このバックテストはこちらから参照できます。

カウチポテトポートフォリオ

新しく投資を始めた投資家は、これまでカウチポテトポートフォリオを債券でなく現金で持つ必要がありました。

カウチポテトPFとは
忙しくても、資産管理できる簡単な運用方法。費用対効果が抜群な運用方法。

しかし、やっと債券を資産に組み入れるチャンスが来ました。

カウチポテトポートフォリオについて詳しくはこちらで解説しています。

ぜんきち
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中期債券が中心のAGGがオススメです

黄金のポートフォリオ

暴落時に最強の鉄壁となるポートフォリオを組むことが出来ます。

歴史的な大暴落時に2桁のプラス運用成績を残した「レイ・ダリオ氏」が個人投資家向けに、考えた「黄金のポートフォリオ」

黄金のポートフォリオとは
長期債券、中期債券、株式、コモディティからなる資産の組み合わせ(ポートフォリオ)

こちらも債券比率が多いのが特徴です。これから暴落予想をしている方は、これを参考にすると、損失を免れる可能性が高いです。

黄金のポートフォリオはこちらで解説しています。

まとめ

  • 債券は”高配当ETF”と遜色ない分配金がある
  • 債券はキャピタルゲインが20~50%見込める
  • 債券を組み入れた、PFを作るチャンス到来

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