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イールドスプレッドで米国株のバリュエーション確認

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

米国株って今割高なの?という方へ向けて記事を書きました。

米国株はコロナショック以降、急激に株価が上昇して2021年に「S&P500指数が過去最高です」というニュースも度々ありました。

すると、現在の株価は割高だとか、米国株の投資家が株が30%の暴落するなど、不安を煽る投稿や配信が行われています。

このような発言に対して、自分自身で株式のバリュエーションを確認する事が出来れば、不必要に心配する必要が無くなります。(そもそも超長期投資家にとって暴落は嬉しいのですが…)

今回は、バリュエーションを確認するための一つの指標としてイールドスプレッドの”解説”と確認が出来る”サイト”を紹介します。

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記事のPOINT
  • 計算式は”PERの逆数”から”米10年債利回り”を引いている
  • 数値が『大きくなれば割安(逆イールドは除く)
  • 投資期間を超長期で見ると現在『割安』水準
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イールドはバリュエーションの指標

解説の前に、『イールドスプレッド』ってなんだ??と言う方もいらっしゃると思いますので用語の整理を行ってから解説していこうと思います。

用語の整理

  • イールドとは…
    利回りの事を言い、米国株のイールドは米国株の主要指数であるS&P500の『利回り』〔1〕をイールドとして解説します。
  • スプレッドとは…
    ”差”の事を言い、こちらではイールドスプレッド、つまり”利回り差”のことを指しています。

イールドスプレッドとは

ここで言う、『イールドスプレッド』は”S&P500 利回り””米10年債利回り”を引いたパーセンテージになります。

算出する方法はこちらになります。

1. 株式の利回り〔1〕- 長期金利(米10年債利回り)
2. 長期金利(米10年債利回り)- 株式の利回り
〔1〕

算出方法が2つありますが減算しているだけの為、数値が”マイナス”もしくは”プラス”となるかの違いだけです。

〔1〕:利回りを正式にいうと『株式益利回り』といい、株価収益率(PER)の逆数となります。<例>PER20倍➡5%

イールドスプレッドが割安の指標になる理由

イールドの計算式は(1/PER)となります。つまりPERが大きければイールドが小さくなります。逆にPERが小さくなればイールドが大きくなります。PERを簡単に言ってしまうと、小さければ割安となる倍率なので、イールドが大きくなれば割安となります。

PERは実は初心者が使うには難しい指標となりますので、PERが大きければ必ず割高なのかと言うとそうではありません。詳しくは別の記事で解説しています。

イールドスプレッドはPERの逆数から米10年債利回りを引いた値なので、リスクプレミアムの値と認識できる値です。そのため、リスクが同じであれば、期待できる利益が大きければ大きいほどが儲けるチャンスとなります。

リスクプレミアムについては関連記事に解説リンクを貼っておきます。

これまでのチャートとスプレッド

チャートは切り取る期間によって異なりますので、10年と30年で確認して見ます。

直近10年のチャート

2010年~2022年初頭の約10年間のイールドスプレッドのチャートとなります。

出典:PICTET

計算式は1を使用しています。

この期間では平均で約4%となり、10年間の長期では割高と水準である事が言えます。老後の資産形成として米国株指数に積立投資を行っている方も多いと思いますので、30年ほどの情報が見たい所です。

30年のチャート

こちらは30年のチャートとなります。

出典:トウシル

計算式は2.を使用しています。(1、2どちらとも数値が大きくなれば割安)

30年間の超長期で見ると、平均は約2.2%となり、現在は『割安』と判断できます。つまり、老後の資産として考える資産であると、現在は割安の水準であると言えます。

結果

投資期間10年:割高』水準
投資期間30年:『割安』水準

このように、投資期間の長さによって現在のバリュエーションの見方が変わりますので、自分の投資方針を考えて、投資の決断を行うのが肝要です。

確認できるサイト

出典:MacroMicro

『月足』でスプレッドを確認できるサイトはこちらになります。

計算式は1.を使用しています。“青緑”が米10年債とのスプレッドとなります。

こちらのリンクから確認できます。

まとめ

  • 計算式は”PERの逆数”から”米10年債利回り”を引いている
  • 数値が『大きくなれば割安(逆イールドは除く)
  • 投資期間を超長期で見ると現在『割安』水準

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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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