どうやって投信を選ぶの?
投信の比較はどこを見るの?
この記事では、数千もの投資信託の内から、証券会社の「スクリーニング機能」を使用して、あなたに適切な投資信託を選ぶ手法について解説した記事となります。
口座数がNo1.であるSBI証券の「投信パワーサーチ」(スクリーニング)を使用します。
口座開設していなければ使用できない機能なので、こちらの記事を参照して口座開設すると今だけ25,000円ゲットできます。>>モッピー×SBI証券
SBI証券は数ある証券会社の中で、取扱い商品数が最も多い証券会社です。
約2,600本の投資信託の中からご紹介する選択手法で投資信託を選ぶと、あなたの目的にあった投資信託の購入ができるようになります。
もし、参考になったと思われたら、友人や親戚に “SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
SBI証券によるスクリーニングのデメリット
SBI証券で投資信託を選ぶデメリットは以下になります。
証券会社のスクリーニング使用時に注意が必要なのは、当該の証券会社で取り扱いされている投資信託のみ表示されるという点です。
こちらは、SBI証券で取り扱う商品数は国内最大級となりますので、それほど大きなデメリットとなりません。
スマホからSBI証券へアクセスすると、「ブラウザ版」「PC版」の選択が可能です。
投資信託のスクリーニングは「ブラウザ版」の方が詳細設定できますので、こちらの記事ではブラウザ版での解説となります。
スクリーニングの注意事項
投資信託を選ぶ時に抑えておきたい事項は3つです。
この事項を抑えて選択すれば、資産運用で大きなミスをすることなく資産を築くことができます。
【注意事項1】コストについて
結論は、信託報酬額が安い商品を選ぶことが重要となります。
どんなコストがあるの?
投資信託で発生する費用(コスト)は全部で4つあります。
→購入時にかかる手数料
・信託報酬額
→運用時に発生する手数料
・財産留保額
→解約時にかかる手数料 ・分配金への課税
→企業からファンドへ諸外国税,分配時に国内税
なんか、多いな…
一見すると、コストの種類が多いと感じます。
しかし、分類を分けると2種類となります。「毎年発生する手数料」と、その時々に「発生する手数料」の2種類です。
毎年発生するコストが重要です
超長期で投資を行なうと売買で発生するコストはわずか、個人投資家が重視すべきコストは「毎年発生するコスト」です。
発生するコストの中で、分配金へかかる税金(20.315%)は調整することができません。
しかしながら「信託報酬」は投資信託を変更するだけで低下させることができる調整可能なコストです。
手数料が安いと悪い商品じゃないの?
それは誤った考えです
「インデックス」の場合、取り扱う商品が同じでも運営ファンドによりコストの多寡があります。
八百屋で例えると、同じ産地から取り寄せたキャベツの価格が店により違うという意味に似ています。
キャベツの栄養は同じですがお店により価格が異なることによる違いです。
同じキャベツであれば、安い方がお得という理論です。
同じインデックスで手数料が安い方がお得!
「隠れコスト」にも注意が必要です
表示されている信託報酬だけを基準に投資先を選ぶのにも注意が必要です。
実は、信託報酬には明示されていないコストが存在し、そのコストのことを「隠れコスト」と呼ばれています。
結局は、初めに解説した毎年発生する信託報酬が低い商品を選ぶのは変わりありません。
真に信託報酬が低い商品を選ぶには、信託報酬₊隠れコストを合わせた「実質コスト」で比較する必要があります。
隠れコストはどうやってみるの?
隠れコストについてはこちらの記事で詳しく解説しています。>>隠れコストの見方
【注意事項2】投資の期限
投資信託の一部には運用期間が設けられている商品があります。
運用期間が決まっている投資信託は、「交付目論見書」に明示してある期間が基本となります。
しかし、期間が「無制限」と記載されていても、急遽、投資信託が終了してしまうケースも存在します。
これを、「繰上償還」といい、その条件には交付目論見書に記載され以下のように記載されています。
償還ってなに?
終了(決済)という意味です
やむを得ない理由には、信託報酬を安く設定し過ぎたことによる廃止も存在します。
このケースは、先物を使った取引や、手数料が高い新興国株を取り扱う商品で想定した資金が集まらず、損益分岐点を割ってしまう商品にありがちなケースです。
【注意事項3】資産総額の規模
投資商品により規模が重要となります
指数の動きに合わせて投資を行なう「インデックス投資」とファンドの運用方針により投資先を決める「アクティブ投資」それぞれで、優位となる資産規模が変わってきます。
資産額が大きいほど有利となる。
【アクティブ】
資産額がある程度小さいと有利となる。
インデックスファンドは、資産額が大きくなっても運用方法は変わらないため、資産額で負担は変化しません。
そして、資産額が大きくなればなるほど、運用会社による収益が上がるため、信託報酬を減らしても収益が十分確保できるメリットがあります。
一方、アクティブファンドは資産額が大きくなるほど、中小企業へ投資しにくくなります。
そのため、資産額が大きくなると時価総額が大きい企業にしか投資できなくなり、それは期待リターンが株価指数に近くなってしまいます。
スクリーニング方法
前述した内容で、資産額一つでもアクティブファンドとインデックスファンドの考え方は変わります。
そこで、インデックスファンドとアクティブファンドそれぞれの選択方法の例を次に具体的に解説します。
【スクリーニング方法】インデックス投資
- Step1サイトを開く
「SBI証券」を開きます。>>SBI証券
- Step2「投信」の「銘柄検索・取扱一覧」選択
投信を選択した後、「銘柄検索・取扱一覧」のタブを選択します。
- Step3スクリーニング項目を選択
左側に絞り込み項目があり選択します。
ポイント・信託報酬が低い
・純資産額が大きい
・分配金がなく償還期限が無期限純資産額の規模早期償還を回避するために、純資産額が500億円以上の商品を選ぶと良いでしょう。 - Step4タブの「手数料等費用」を選択
タブを手数料等費用に変更することで信託報酬を基準として昇降選択できます。
注意実質コストで比較することは出来ません。
実質コスト=隠れコスト₊表示コスト手数料に差異が無ければ、タブを「基本情報」へ戻して、純資産の大きさで投資先を選びましょう。
スクリーニングした後は、純資産額を確認して投資先を選ぶと良いでしょう。
- Step1~3上と同様
「SBI証券」を開き、スクリーニング項目を選択します。
- Step4純資産で昇降順表示
純資産額が大きい商品が過去からの投資マネーの流入額が大きい商品となります。
右にある販売金額ランキングも一つの目安となります。
注意販売金額ランキングは決められた期間によって集計されています。
※画像の集計期間は7/1~7/5
【スクリーニング方法】アクティブ投資
アクティブファンドは「インデックス以外の投資信託全て」の事を指し、投資の趣向により商品選択の方法はいくつにも分かれます。
この記事で紹介するのは、アクティブファンド選びで「大失敗」とならないスクリーニングを紹介します。
- Step1サイトを開く
「SBI証券」を開きます。>>SBI証券
- Step2「投信」の「銘柄検索・取扱一覧」選択
投信を選択した後、「銘柄検索・取扱一覧」のタブを選択します。
- Step3スクリーニング項目を選択
左側に絞り込み項目があり選択します。
アクティブファンドは株価指数を超える運用を目的にしていますから、株式投資を選択します。
始めに解説しました通り、アクティブファンドは種類が多いため、以下の「選択のポイント」を参考に選ぶと良いでしょう。
選択のポイント・運用実績(3年のリターン)
・資産規模と純資産額
・信託報酬率
・投資哲学や方針ぜんきちタブを「投資指標」へ変えればリターンが見れます
テーマ投資など、1つのアクティブファンドへの投資は大きくとも10%に留めることがオススメです。
アクティブファンドへの投資は高リスク枠なので、仮に思惑が外れたとしても、資産全体で見ると大きなダメージは受けません。
- Step4「信託方針」の確認
タブを「運用方針」に変更すれば、一括して投資方針を見ることができます。
ファンドレーティングは「ウエルスアドバイザー」で設定された投資信託の評価になります。
商品を選択することで過去のレーティングも確認できますので、数年間のレーティングを確認して投資すると良いでしょう。
アクティブファンドについて
アクティブファンドの利点は銘柄を絞ることに投資意義があります。
その逆に、王道のインデックス投資は数百銘柄へ投資を行います。また、基本的に時価総額加重平均法で投資しますから、時価総額が高い企業への投資割合が大きくなります。
時価総額が大きい企業は成熟企業が多く、中小企業のように利益上昇が見込めません。
アクティブファンドは銘柄を絞ることができるため、トレンドに合わせて「テーマ」ファンドを選んだり、成長性・収益性が見込める「グロース株」へ投資するファンドがあります。
宇宙、バイオ、AIなど
【グロース株】
成長性、収益性へ着目した企業
【バリュー株】
企業利益に比べ安価な企業
【中小企業株】
時価総額が小さい企業
テーマ株であれば、半導体関連へ投資したい時に、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」へ投資することが可能です。
グロース株では「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」があり、GAFAMなどのメガテックへ投資を行ないます。「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Bコース」は長期の運用経験があるファンドマネージャーが運用しています。
バリュー株は、例えば「フィデリティ 世界割安成長株投信 Bコース」があり、規模が小さい企業へも投資を行ない積極的にリスクを取ります。
中小企業株の「世界中小型株式ファンド」は先進国だけでなく新興国の中小企業へも割安で成長が期待できる企業へ投資を行えます。
注意したいのが、アクティブファンドで数千社へ投資する投資信託です。※手数料がインデックスファンドより低い商品を除く
多くの企業へ投資資金を分散するとインデックスへ値動きが近寄ってしまうため、手数料を多く支払うメリットが無くなります。
投資銘柄を厳選すると、インデックス投資以上のリターンが期待できます。
「月次レポート」の確認も大切です
他には、アクティブファンドの投資方針と月次レポートに相違がないのも注意しておきたいポイントです。
【まとめ】投資信託のスクリーニング
投資信託を選ぶポイントは以下の3つです。
・4つの主要コストの確認
・信託報酬は隠れコストに注意
投資期限を確認する
・償還は「売却」ということ
・繰上償還の条件も確認
資産総額の規模を確認
・アクティブであれば大きすぎず
・インデックスであればできるだけ大きく
スクリーニングを行うには証券会社への口座開設が必要です。
もし、口座開設がお済でなければ、期間限定の口座開設だけで数万円のチャンスがあります。詳しくはこちらの記事を参照ください。>>SBI証券開設で数万
関連記事
証券会社でないウエルスアドバイザーを使ったスクリーニング方法について画像付きでわかりやすく解説しています。>>投資信託の選び方
インデックス投資には「見落としがちな欠点」が存在します。インデックス投資の隠れた弱点はこちらで解説しています>>インデックスの欠点
投資信託の比較時には、手数料を正しく計算する必要があります。ところが、信託報酬の「実質コスト」は表れていないので、あなたが確認する必要があります。投信のコストについて徹底解説している記事はこちらになります。>>隠れコストの確認方法
投資信託は手数料の他に、ファンドによって重要となる指標があり、それが「シャープレシオ」や「インフォメーションレシオ」です。この指標について図解しました>>>手数料より重要な3つの指標
投資信託を分類すると大きく3つに分類できます。そうする事によって投資信託を上手く活用することが可能となります。投資信託の使い方について詳しくはこちら>>投資信託の使い方
コメント