インドは少子高齢化を迎える中国を抜き去る勢いを見せています。日本の証券会社でも投資が可能な健康管理(Health Care)であるドクター・レディーズ・ラボラトリーズ(RDY)を分析してみました。
ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ(RDY)基本データ
社 名 | Dr. Reddy’s Laboratories Limited. |
本 社 | インド ハイデラバード |
ティッカー | RDY(NYSE) |
セクター | Health Care:健康管理 |
創 立 | 1984年 |
上 場 | 2001年(NYSE) |
時価総額(USD) | 12.216 Bil(2021.7.9) |
事業内容
インドを代表する製薬メーカーであり、数多くの特許を持っています。
販売国はインドに限らず米国、欧州、ロシアを中心に、販売しています。
事業は“ジェネリック部門”、”医薬品サービスと活性成分製造事業部門”、”自社薬品部門”の3つをコアとして事業を展開しています。
事業の主力はジェネリック(後発医薬品)であり、後発薬の大手として世界中に知られています。
RDYの業績
セグメント構成
セグメント構成 |
収 入 (百万INR) |
比 率 |
Global Generics (後発医薬品) |
154,404 | 81.4% |
Pharmaceutical Services and (医薬品サービス と 活性成分製造事業) |
31,982 | 16.9% |
Proprietary Productsz (自社薬品) |
523 | 0.3% |
Others |
2,813 | 1.5% |
出典:マネックス証券の銘柄スカウターよりデータ加工
3つの事業区分により構成される。中でも、後発医薬品事業は2020年比で約11.7%増加しました。
医薬品サービス・活性成分製造事業(PSAI)事業は同社の医薬品有効成分(API)および、医薬品サービス事業で構成されています。
同社はAPI販売者として、世界中に100を超えるAPIの作成・配布を行い、その規模は世界トップクラスとなります。
今後の業績予想
2019年に米食品医薬品局(FDA)から、“オピオイド依存症”を治療するための薬品”Suboxone”の後発薬を米国内で販売する承認を受けました。
インドの製薬会社として初の事例であり、同社の製薬技術と有能な経営者がいることが想像できます。
今後は、自社薬品のさらなる業績上昇を期待しています。
オピオイド系鎮痛剤の中毒のこと。オピオイドは”ブプレノルフィン”と”ナロキソン”を含む医療用麻薬である。アメリカでは1999年頃から2013年にかけて190万人が鎮痛剤の依存症だったとされています。(CDCより)
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