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“ベアトラップ” “ブルトラップ”『2つの罠』を完全解説

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

ベアトラップってなに?
ブルトラップって??
という方へ向けて記事を書きました!!

投資を始めて間もない時に、わからない用語が多く、用語の意味を理解しても「それで、どうすればいいの?」って思ってしまいます。

私も投資を始めて間もないころはそうでした、そこから投資を始めて十数年経過すると、“ブルトラップ”“ベアトラップ”について、いくつか理解したことがあります。

もしも、事前にブルトラップの見分け方を知っていたら、回避警戒ができます。

そこで、この『2つの罠』について、『用語の意味』『仕組み』そして、実際に罠に巻き込まれた時にどう対処すればよいのかを解説します。

結論
  • 投資家の心理により「罠にかかりやすくなる」
  • 大口投資家の動向でトラップが起きる
  • ポジション前のルールを守ることが回避につながる

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ブルトラップとベアトラップの仕組み

特に、“ブルトラップ”“ベアトラップ”は選挙時期や有事(戦争)などのボラティリティが高い相場の時に起きやすいです。

中国と米国の牽制の試合や、一度の大統領選挙時期には注意が必要です。

強気相場と弱気相場

“ブル”と”ベア”は、強気を指す“Bull”弱気を指す“Bear”となります。

ブルマーケットには明確な定義はありませんが20%の上昇を指す強気市場となります。

この相場は市場参加者が楽観的になっている状態で、長期的な上昇が続き投資家が市場に対して上昇する信頼が高まっているため、買いが更なる投資家の買いを呼びます

ブルマーケット
各企業の明るい未来を想定し、買いが買いを生む楽観相場。割安指標に関係せず上昇します。

一方、ベアマーケットはブルマーケットの逆で20%の下落を指す弱気市場となります。

超長期での投資を前提とした投資家にとって絶好の買い場となり、強いハートを持つ投資家だけが行えます。

ベアマーケット
経済の先行きに不安が募り、売りが売りを生む悲観相場。割安となる水準まで売られます。

では、次にこの”ベア”と”ブル”に『トラップ』が付いたら、どうなるかを解説します。

  • ブル➡上昇相場
  • ベア➡下落相場

ブルトラップ(Bull Trap)とは 買付後の反落のこと

“強気の罠”とも言われ、もし巻き込まれたら塩付け状態となるおそれがあります。

例えば、2022年のような下落相場に入った時を例にします。

2021年の大規模な上昇相場において、購入するタイミングを待っている投資家がいたとします。

ところが、押し目〔1〕となる場面がない状態がしばらく続いていき、これまで指をくわえてみている状態が続きます。

すると周りの投資家が資産を増やすなか、自分の資産が増えていなければ心理的に焦りがでてきます。

〔1〕押し目とは:上げ相場で、株価が一時的に下がること。

自分だけ乗り遅れている…

これまでの機会損失を取り返したい…

そうした中、ようやく反落局面が起きます。すると“自分と同じ思いの投資家”からも買いが入ります。すると買い優勢となり、一旦は反発は見をせます。

それから暫くすると、利益確定売りが優勢となり結局戻されて、上昇から一転反落します。

ここで、下落は止まると思いきや、”翌日”も”その翌日”も下落し続け、含み損が増加していきます。

こちらは2022年のベアマーケット中にブルトラップが度々起きたチャートとなります。

2022年からやっと投資に参加した投資家は、これまで相場に参加できなかったことから、損切りに踏み切れず、ついには塩付け状態になります。

  • ブルトラップにハマると“塩付け株”と化す

ベアトラップ(Bear Trap)とは “反発”と”買いの恐怖”の2点

ベアトラップは2つ考えられます。まず一つ目は、ブルトラップの逆です

大きな節目となる下落ラインを下回った時に、FXでの『売り』ポジションや『空売り』を仕掛けた投資家が、価格の反転によって損失をこうむることです。

  • 購入できない事も”弱気の罠”

ベアトラップ(買いの弱気)

2つ目は、上昇相場に乗り遅れることです。

ベアトラップの具体例
  • Step1
    下落のナイフ警戒

    長期の弱気相場で、買付後の下落を回避するため、買いチャンスをうかがっている。

  • Step2
    株価が上昇しだす

    いつものベアトラップだと思ってしまう。

  • Step3
    買いに懐疑的

    再度の下落を警戒して、なかなか買うことができない。

  • Step4
    価格が上昇を続ける

    上昇を続け、押し目買いを待つことになる

買いの恐怖となるベアトラップは、多少の反発では再度の下落が始まりそうで疑わしく感じ、上昇相場への転換したと判断できません

特に2点目は、現物買いを主戦場とする投資家も注意が必要となります。

  • 買付できないことも”弱気の罠”

ブルトラップが起きる理由

ブルトラップがなぜ起きるのかと言うと、機関投資家などの大口投資家がいるからです。

大口投資家は一般的に出資者のお金を運用していることが多く、一定期間内での資産を増やすことを仕事にしています

そのため、ボラティリティ〔2〕激しい市場環境においても果敢に挑む必要があります

〔2〕ボラティリティとは:一般的に変動率を表した言葉で、ボラティリティが大きいとは変動が大きいということ。

大口投資家は個人投資家と比べて資金力に大きなアドバンテージがあります。そのため、市場環境に左右されない手堅い取引を狙います。

では、次に大口投資家がどういう手法で投資を行なうのか解説します。

  • 資金力が活きる
    タイミングを狙う

大口投資家の手口

大口投資家は個人投資家を狙って反対売買を被せて利益を得ることもできます。

出来高が少なくなってくると、代表的なテクニカル指標を利用することがあります。

  • 出来高が少ない
    ➡売買で市場を支配可能

狙われた”ブレイクアウト”

ブレイクアウトとは、チャートの動きで、長いレンジ相場の高値(安値)のレジスタンスを抜けると、それがトレンドの転換点となり、一気に上昇(下落)とすることを言います。

ベアマーケットにおいての上昇は急騰となりやすいため、強烈な反発を見ると、乗り遅れの心理が働き、焦って買うことがあります。

しかし、ベアマーケットでの急騰は長続きせず、再び下落し始めます。

  • 弱気相場には
    『押し目』は存在しない

大口投資家の罠

大口投資家はブレイクアウト時の反対売買を仕掛け個人投資家から投資資金を巻き上げます

ブレイクアウトが起きた時の大きな上昇(下落)を狙って投資する投資家は多いです。大口はそれを見逃さず、反対の売買を仕掛けてきます。

もっと言うと、大口投資家がブレイクアウトを演出する事もあり、個人投資家は大口投資家の餌食となりやすいです。

  • 注目が高いラインは
    狙われやすい

ブルトラップと出来高

ブルトラップは出来高で、その兆候を予測する事ができます

出来高が少なく、優柔不断なローソク足〔3〕が発生するブレイクアウトは恣意的な売買があることが予想できます。

ぜんきち
ぜんきち

ブルトラップに気を付けて取引が必要です

〔3〕優柔不断なローソク足の例として(星)が上げられます。星とは:日足で前後に窓を挟んだローソク足の事

逆に、出来高を伴った大きなローソク足〔4〕は買い勢力が強く2~3日上昇すると予想できます。

〔4〕前日のローソク足を包んで、大きなプラスの足のこと。米国を代表する指数であると、前日より1.5%以上などすると『フォロースルー』と言われています。

ブルトラップを回避する【2つの手法】

ブルトラップを回避する方法は長期投資短期投資でその対処方法が変わります。

基本となりますが、株式の買付前には投資スタイルを決めてから売買のポジションを取る必要があります。

短期投資

ブルトラップやベアトラップの厄介な所は、事前に分からないということです。

短期投資であれば、投資前に”シナリオ”を複数立てて、『罠』にはまったとしても、投資前に立てたシナリオ通りに淡々と実行するトレードが必要です。

たとえ、下落のシナリオであろうとも、投資前に立てたルールを守り逆指値で損失を確定させることが必要です。

  • 投資前に立てた規律を守る

抵抗線が支持線へ転換

投資経験の長い投資家であれば、ブレイクアウトが起きた時に直ちに乗る事はしません。

一度、下落しブレイクした抵抗線が支持線へ変わった事を確認して、『買い』を入れます。

  • 支持線への転換確認後に投資

長期投資

長期投資であれば必ず押し目〔1〕に買わなければならない事はありません。

〔1〕:上げ相場で、株価が一時的に下がること。

暫く“様子見”とするのも可能です。チャンスは何度もあります

その他にも、個人投資家ならではの強みがあります。それは、超長期で運用する事が可能ということです。

時間軸を超長期とした場合、ブルトラップのような罠は誤差に過ぎません

更なる下落は、買いのチャンス

  • 最大の武器である時間を使う

まとめ

  • Bull Trapとは反発し”上昇”すると見せかけた大きな下落
  • Bear Trapブルの反対事象と上昇時に乗り遅れること
  • 短期投資ではルールを守ることが罠を回避する

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