こんな疑問がある方のために、記事を書きました。
レバナスの今後について不安な方のために記事を書きました。
私を含めレバナスへ投資している方の今後は、辛酸をなめる時期になると考えています。その理由はGAFAの業績が悪くなっており、これからも引き続き機関投資家が売り出す動きがあるからです。
えぇ~!! 積立でレバナス投資しているのに…
落ち着いてください。私はリスク許容範囲に留めて投資している前提があればレバナス肯定派です。
今回の記事では、今後レバナスの動きを予想して、狼狽売りとならないようになれば良いと考えています。
最後には、どのくらい下落を耐える必要があるのか?期間は?そして、レバナスに今後どう投資していけば良いのかを記述しますので最後まで見ていってください。
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
レバナス暴落の理由
そもそも、レバナス〔1〕はNASDAQ100〔2〕の2倍の値動きを目指して運用されています。つまり、レバナスの値動きはNASDAQ100を構成する銘柄で決まります。
レバナスについて詳しくはこちら
【NASDAQ100の構成銘柄】
上のキャプチャーは昨年の構成となりますが、現時点でのGAFAの比率はあまり変わっていません。GAFAの4社で29%(2022.5.28)となります。
この偏りには良い悪いはありますが、一つだけ言えることは、わずか4社の業績がこのインデックスに大きな影響を与えるのは確かです。
では、米国を代表する他のインデックスにおいて、4社の比率はどれくらいのか見てみましょう。
〔1〕:レバナスとは先物取引を行いNASDAQ100の日々の値動きに対し2倍の動きとなるよう運用されている投資信託。
〔2〕:NASDAQ100とは金融以外の時価総額上位100銘柄のみから算出され、時価総額加重平均で算出される指数。
【VTI、VOOの4社比率】
GAFAが占める比率は、VOO:15.15%、VTI:12.71%と構成銘柄が多いETFほど減少しています。
そのため、GAFAの業績による影響が緩和されます。
これが示すことは、コロナ禍でのGAFAが市場を大きく牽引する相場であれば、影響が大きい指数である方がパフォーマンスが上がります。一方、GAFAの業績が崩れていけば、必然とパフォーマンスも悪くなります。
GAFAの決算
時価総額加重平均法を採用しているNASDAQ100の命運はGAFAが握っています。
今後を考察すると、1~2年の期間で見るとGAFAは明るいとは言えません。
暗雲立ち込めるSNS企業
アメリカでインスタグラムより10代に支持されるSNS「SNAP」〔3〕において、決算が発表されてからの1ヶ月後、利益警告が出されました。
通常、利益警告は発表されていたガイダンスを下方修正する時に行われます。
これまで、業績見通しを下げたことの無いSNAPがマクロの影響が大きいとしてガイダンスを初めて引き下げ、具体的な利益予想も示されなかったため、SNAPは43%の暴落となりました。
〔3〕:SNAPとは、お化けのようなアイコンで有名なSNS企業で、「スナップチャット」というアプリが10代に支持され、アメリカではインスタグラムを抜いて人気となっています。このアプリは登録した個人やグループに向けて画像などを投稿するSNSアプリとなります。
SNS企業である、”Meta” “Google”も業績未見通しの悪化が懸念され、5%~7%の下落となりました。
今回のSNAP減速はアナリストによると、SNAPだけに起こるものでは無く、マクロの減速が起こっているとしています。
とりわけ、“youtube”,”twitter”,”pinterest”はブランドからの広告収入が大きいため、これから景気減速が起こると、広告収入の縮小が予想できるため、今後の収益の悪化となります。
主観となりますが、スナップチャットと”youtube”は規模が違うから問題ないと考えています。
アナリストの予想EPS
このほかにも、Amazonの決算は別格で最悪の決算でした。
こちらのキャプチャーはアナリストによるAmazonのEPS予想です。
90日前のEPS予想48.85が決算が発表されると 15.99(2022.5.30時点)に大きく下がりました。
株価はEPS✖PERで求められるので、EPSの減速だけを考慮しても、株価が半分になってもおかしくありません。
なお、こちらの情報はスマホでも確認できます。確認方法はこちら
今後のレバナス
先述したように、GAFAの業績が悪化していく見通しがあるため低迷していく事は容易に想像できます。
GAFAがナスダックの足をひっぱる
今回の決算を確認するとAppleを除き、3社のEPSが下がっている。つまり減速となっています。
これまで、昨年末の騰落株線では一部の企業がNASDAQを牽引していたのが確認でき、その企業がGAFAでした。
しかし、これからは牽引していた企業が減速します。
すると、これまで下がりきっていたハイグロの下げは限定的となります。
一方、NASDAQ100の大きな比率を占めるGAFAはこれから下がりますので、NASDAQ100の値動きの2倍となるレバナスは複利効果で下がっていきます。
セクターローテーションは止まらない
以前の記事に書いたようにバリュー株へ一度資金が流れ始めると、数年間続きます。
さらに今回は景気サイクルが変わり始めているため、ハイテクセクターが買われるのは数年先の未来となりそうです。
数年先っていつなの??
この数年先は、FRBの政策によって求められます。
とはいえ、現在は利上げ局面となっているため、まだまだハイテクのターンとなりません。
これから起こるタイムチャートは以下に記載します。
- STEP1利上げ・量的引き締め実施
利上げにより、決算を取りこぼす企業が相次ぐ
- STEP2FRBによる利上げ停止
雇用統計の悪化が表れ、経済減速の兆候があると停止
- STEP3株価のリセッション
過去の経験則から利上げ停止後の1年半にリセッションが起きている
※起こるか不明 - STEP4FRBによる緩和開始
経済の減速に耐えられなくなったFRBによる利上げ実施
※インフレが収まっている事が必須 - STEP5ハイグロが息を吹き返す
資金繰りに窮する企業も
FRBによる利上げが終わります。その後、企業業績が悪化して、各経済指標にマクロ経済の悪化が露呈し始めます。
この時に、インフレが収まっていると、FRBによる「利下げ」が開始されます。
この「利下げ」局面でやっとハイテク企業が息を吹き返して徐々に上昇していくと予想できます。そのため、STEP4から投資マネーが流入しやすくなります。
結局、数年先は上のキャプチャーから判断すると少なくても3,4年後となります。
レバナスの投資について
レバナスへの投資手法として短期と長期がありますが、ここでは長期投資の視点で記載します。そして、
初めにことわっておきます。主観が入ります。
レバナスに投資を行っている方は、中級者向けの投資商品となります。中級者とは自らのリスク許容度を把握してその範囲内で投資している方を指しています。
現在と今後について
現在のレバナスの基準価格は円安という追い風が吹くなかでも、最高値より50%近く下がっている状態です。
この状態から今後更に下がっていく事が予想できます。下がり幅としては参考にリーマンショック時を上げると、ドルベースで▲76.85%となります。
更に25%も下がるんか…
この下げは、レバナスを積立で購入している方の追い風となります。レバナスに投資を決めた時には長期的な目線で購入する額を決めているので、今後の下げはウェルカムなはずです。
とはいっても、下げるなか淡々と積立購入を続けるために、ある程度の目安は必要となります。では、いつ元本まで回復するのでしょうか?
この問いに対しては以前検証した結果から、長くとも5年で回復できると見込んでいます。
しかし、積立投資を止めた場合には、20年以上を経なければ元本を回復しません。この結果について詳しくはこちらで検証しています。
利益の最大化
5年後に更なる資産の増幅を狙いたい方は『RSI40戦略』と『週足6%戦略』を用いるのもよいでしょう。詳しい解説はこちら
この時にも、あくまでリスク許容度範囲で投資する必要があります。
そして、現在はレバナス投資するのにiFree以外にも楽天レバナスも誕生しています。信託手数料がiFreeレバナスより0.2%低く設定されています。
これから積立設定する方や暴落時の買い増し用にiFreeとの使い分けができます。まだ楽天証券に口座が無い方はこちらから登録すると、200ポイントが付与されます。
まとめ
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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