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グロースSNS企業の注目ポイント

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こんな疑問を持っている方へ記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

売上高、EPSともに予想値を超える良い決算だったのに、暴落した『グロースSNS企業』について“その理由”を解説します。

決算には“良い決算”“悪い決算”があります。
今回は”良い決算”なのに下落した
ピンタレスト(PINS)について解説します。

決算確認POINT
  1. EPSでコンサセス予想を上回る
  2. 売上高でコンサセス予想を上回る
  3. 会社側ガイダンスがコンサセス予想を上回る

以上3つが揃った決算が“良い決算”
どれか一つでも下回ると“悪い決算”

コンセンサス予想

銘柄を調査している各証券会社のアナリストの予想の平均値。
英語でConsensus Estimate

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ピンタレストの事業概要

Pinterest(ピンタレスト)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置くPinterest, Inc.(ピンタレスト社)が運営・管理する写真共有サービス。アプリやウェブサイト方式によって提供され、ピンボード風の画面構成となっている。

出典:Wikipedia

ピンタレストが提供している事業は、アプリなどで世界中の人々の共通の興味関心事や「何を作ろう?」「何を着よう?」といった日常生活のアイデア探しに、画像や動画で発見・保存・整理できるビジュアル探索ツールを提供するグロースSNS企業です。

決算内容

ご覧の通り今回の決算(2021.7.29)では、EPS・売上高ともに予想値を超える良い決算でした。

しかし、翌日の株価は大きな窓を開けてスタートしクローズでは約▲17%でした。良い決算なのになぜ、これだけ暴落したのでしょうか?

注目ポイント

SNSはユーザー数および、1ユーザーからの収益が重要なポイントとなります。とりわけ、アクティブユーザ数は企業業績にかかわってくるため、収益増加のために伸ばしたい数字となります。

ピンタレストの場合はこの数字が良くありませんでした

出典:CNBC

こちらは”CNBC”の記事です。この記事のまとめが”KEY POINTS”に書かれており、赤線を引っ張ている所に下落の理由が書いてあります。

ピンタレストによると、米国のMAUsは約7%減少し、世界のMAUは毎年約5%増加したと述べています。(2021年7月27日の時点)

出典:CNBC

この”MAUs”とはアクティブユーザ数のことで、世界では5%上昇しましたが、アメリカで7%減少しました。記事を読み進めると、予想値482Mil に対し 結果454Milとミスしていました。

そして、MAUのガイダンスも未発表とのことです。

MAUsとは

Monthly Active Usersの頭文字で”MAU”と書かれることが多い。月間アクティブユーザー数を意味しており、Webやアプリなどのオンラインサービスで、月に1回以上利用や活動があったユーザーの数を指しています。

CNBCの記事の中に1ユーザ当たりの収益についても書かれていますので、併せて用語説明を載せておきます。

ARPUとは

Average Revenue Per Userの頭文字で、1ユーザーあたりの平均収益を表しいる指標です。

近い言葉で”ARPPU”という用語もあり、こちらはAverage Revenue Per Paid Userの略で、課金している1ユーザーあたりの平均収益のことです。

まとめ

“売上高” “EPS”ともに◎でも株価が下落する
・SNS企業は“MAUs” “ARPU”の伸びを見る必要がある
・とりわけ、グロース企業は “MAUs” に注視する

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