米国株の指数 "S&P500" を解説

こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち

米国株指数のS&P500ってなに？？という方へ向けて記事を書きました。

投資初心者の方に「何を買えばいい？」と質問されたら、“全米株” か “S&P500” どちらかをオススメします。

あの著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が『個人投資家はS&P500株式指数へ投資した方が賢明だ』と言わしめた指数です。

じゃあこの『S&P500』っていったい何なの？？
と言う疑問を解消する記事を書きました。

“S&P500” は世界で最も有名な指数と言っても過言ではありません。

記事が、タメになったと思われたら、SNSやリンクで紹介して頂けると今後の励みになります。

Check Point

Contents

S&P500とは？

株式指数の事で、ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から米国の主要産業を代表する500社により構成されています。

構成銘柄の比重は、時価総額加重平均〔1〕で算出しています。

〔1〕：平均値を算出する際に、単純に平均せず、時価総額の大小を反映させて計算方法のこと。時価総額が大きいと比率が大きくなる計算となります。

主要産業（セクター）のバランスを加味して構成銘柄を決定するなど、定められた条件に合致していると全て採用されるわけでなく、独自委員会の会合で決定されると組み入れられます。

この指数に連動する“投資信託” “ETF” を購入すると米国の主要産業500社に投資しているのと同じ成績が期待できます。

S&Pグローバルの子会社である『S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス』がS&P500を算出しています。日本で有名な “ダウ平均株価” についても算出している企業となります。

全米株式は『CRSP USトータル・マーケット・インデックス』という指数で、小型株から大型株まで、構成されています。しかし、時価総額加重平均法で算出しているため、小型株の影響は限定的になります。

そのため、S&P500とほとんど同じパフォーマンスとなります。

この5社は『GAFAM』〔1〕で表される、時価総額Top5企業となります。

下のキャプチャーは2020年からの “5社のみのチャート” と 5社を除く”495社のチャート” となります。

このチャートを見ると、Top5でS&P500の指数を引っ張っていっていることが直観的に把握できます。

この5社のようにこれから成長が著しい企業へ見抜いて、投資するする自信があるなら、その方が利益が大きくなります。

しかし、多くの方は “見抜く力” や分析に費やす “時間” がありません。S&P500を購入すれば、このような高成長の企業も含まれています。

500社へ投資すると、分散の影響で資産が大きく増える可能性は減ります。しかし、暴落による資産の減少も抑制できています。

〔2〕：大手IT企業である5社(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の頭文字

S&P500には弱点も存在します。それは、業績が優れない企業も持ってしまう事になります。そして、その逆に株価のパフォーマンスが良い企業でも様々な理由でS&P500に採用されない事もあります。

テスラは2020.3月ころから年末にかけて8倍まで急騰しましたが、S&P500に採用されたのが、2020.12でした。

国内ETFには、為替ヘッジしているETFも存在します。（2021.10.10時点）