インドは少子高齢化を迎える中国を抜き去る勢いを見せています。その中でもハイテクセクターで時価総額が低いシフィ・テクノロジーズ(SIFY)を分析してみました。
タメになったと思われた方は、紹介やSNSにアップしていただけたら、励みになります。
シフィ・テクノロジーズ(SIFY)基本データ
社 名 | Sify Technologies Limited. |
本 社 | インド チェンナイ |
ティッカー | SIFY(NASDAQ) |
セクター | Technology |
決 算 | 3月 |
創 業 | 1995年 |
上 場 |
1999年(NASDAQ) |
事業内容
シフィ・テクノロジーズはITソリューション会社。 クラウド、データサービス、
マネージドサービス(大企業と請負契約を結び、企業へ導入と運用を行う)を軸に世界各地で事業展開。
セグメント構成 | 収 入 | 比 率 |
ネットワークサービス | 126,275 | 55.94% |
データセンターサービス | 38,237 | 16.94% |
クラウド・マネジメントサービス | 14,047 | 6.22% |
アプリケーション統合サービス | 30,379 | 13.46% |
テクノロジー統合サービス | 16,782 | 7.43% |
合 計 | 225,720 | 100.00% |
https://www.sifytechnologies.com/investors/のデータより編集
請負契約企業はAWS(Amazon)とAzure(Microsoft)クラウドのシェアが大きい企業と結んでいる。そのため、どちらの企業の成長をも吸収して利益が出せると言えそうです。
SIFY 実績
Income Statement より
売上高:Revenue,営業利益率 %:Operating Margin
Balance Sheet より
流動比率:Total current assets ÷ Total current liabilities
自己資本比率:Total stockholders’ equity ÷ Total liabilities and stockholders’ equity
Cash Flow より
営業CF:Net cash provided by operating activities
投資CF:Net cash used for investing activities
収入の伸びが鈍化しているのが気になりますが、営業利益率が上昇しています。
2019年より投資CFが増えているのが目立ちます。SIFYの収益柱であるデータサービスの増強でしているのが、読み取れて、今後の営業利益拡大が想像できます。
まとめ
インドはモディ政権の元“デジタル・インディア”政策があり、デジタル革命の恩恵を直接享受すると予想できます。
SIFYの請負契約企業はクラウドサービス1位のAWS(Amazon)と2位のAzure(Microsoft)
の売上高前年比20%強の成長を見せる企業と結んでいる。そのため、GAFAMにもある双方の企業が成長してく恩恵も受け、SIFYにも利益が出てくると考えられます。
2月に株価が急上昇する場面もありましたが、急上昇する好材料が出ていないため、不明です。そのため、ボラティリティが大きい相場が続くと考えられます。
また、コロナショックの際に1$を割る場面が多くありました。1$を割ると上場廃止もありますので、注意して投資判断してほしいです。
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