こんな疑問がある方のために、記事を書きました。
金利ってなに?インフレが金利とどう関係するの?という疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
以前の記事で、インフレが進むと、同じ資産額でも実質価値が減ると記載しました。
家の”かみさん”に、この話をした所、
「???」という状態でした。
今回は、難しい言葉をなるべく使わないようにして、一般の方にも身近な住宅ローンを例にして、”インフレ”と”金利”の関係について書きます。
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金利とは
金利とは、銀行からお金を『借りる』時と、お金を『預ける』時に設定されています。そして、金利には『嬉しいもの』と『喜べないもの』があります。
喜べる金利
銀行へ預金をしてくれたら利率を『3%』付けます!!
これが嬉しい金利です。
定義付けをすると、『資産を増加させる金利』が嬉しい金利となります。
なぜ嬉しい金利か?と言うと、現在の銀行が付ける利率は、0.001%です。しかし、例ではその300倍の3%なので嬉しい金利となります。
逆に金利が、0.001%から0%に変更したら…残念な気持ちとなります。
悲しい金利
住宅ローンの変動金利で貸し出し金利が『3%』へ変更
これが悲しい金利です。
定義付けをすると、『資産を減少させる金利』が悲しい金利となります。
なぜ悲しいのか?と言うと、35年の固定金利は、0.95%です。しかし、例ではその約3倍の3%なので悲しい金利となります。
逆に金利が、0.95%から0.1%に変更したら…嬉しい気持ちとなります。
金利まとめ
金利について表にまとめると分かり易く、さらに、資産が増える方が『+』、減る方が『▲』として、ベクトル表示させるとイメージが付きやすいです。
分類 | 嬉しい金利 | 悲しい金利 |
ベクトル | プラス | マイナス |
預金で発生する金利 | +0.001% | - |
借金の金利 | - | ▲0.95% |
増加すると | 嬉しい(0.001%➡ +3%) | 悲しい(-0.95% ➡ ▲3%) |
減少すると | 悲しい(0.001%➡ +0%) | 嬉しい(-0.95% ➡ ▲0.1%) |
『+』が増加すると資産が増え嬉しく感じ、逆に『▲』が増えると資産が減るため悲しくなります。
インフレと金利の関係
「インフレ」は皆さんの想像通り、物価が上がる事を意味しています。例えは、アイスの『ガリガリ君』が値上がりしたりするアレです。
では、物価の上昇である『インフレ』と『金利』はどう関係しているか、具体例を持って解説します。
住まいを買った大多数の方は、住宅ローンと呼ばれる『借金』をしています。借金する時に発生するのが先述した『悲しい金利』となります。
この『金利』が『インフレ』が発生するとどう変化するのか具体的に解説します。
具体的な例
住宅ローンを例にとります。銀行から住宅を建築するための資金を融資してもらいます。すると銀行は貸したお金(元本)に対して一定程度の利率をかけて貸し出しします。
この利率は銀行の『儲け』となります。
ハイパーインフレ
マクドナルドのハンバーガーが1000円になるような極度のハイパーインフレ〔1〕が発生したとします。
すると、これまで100円で買えていた物が買えなくなります。すると、銀行が私達消費者から受け取れる『儲け』(利子)の額面が変わっていないのに、実際に購入できる物が買えなくなると、利率を下げた事と同じになります。
そのため、過去の儲けから購入出来た物が買える水準となるように、利率を上げる調整が必要となります。利率を上げることで、消費者の負担が増えます。
〔1〕:ハイパーインフレは「3年間で累積100%以上の物価上昇」が1つの目安となっており、3年間で物価が2倍以上となります。
余談
先述したハイパーインフレが起きると、普段生活をおくる上で、給与が上がらないと維持できません。そのため、金利の負担は給与が上がるまでの一時的な事象となります。
インフレでの損失
インフレが加速すると、労働賃金も上昇します。入って来るお金はインフレに合わせて上昇して、今まで貯蓄していたお金にとっては損失が生じてしまいます。
簡単に言うと『貯蓄したお金で元々購入出来た物が買えなくなる』ことが起きます。つまり、例のようなハイパーインフレが持続してしまうと預金していた財産が紙屑となってしまいます。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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