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『勘違いさせる力』の要約!認知バイアスの本質をわかりやすく解説

書籍

こんな方にオススメ
  • 正直者、真面目、努力は報われると信じている人
  • サラリーマンで割の良い仕事を貰いたい方
  • 世の中の不公平に疑問や不満を感じている方
  • ガッチガチの理系の方

「この人は信頼できそうだ」
「あいつ実力ねぇのに出世しやがって」

とか思う事はありませんか?
これらは全て『認知バイアス』について”深く”理解すればわかることになります。

今回、紹介する書籍である『人生は、運より実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は、この認知バイアスをわかりやすく解説し、そして、実際に実生活に役立てることが出来るようになる書籍です。

この力は投資家にとって正確な情報を選択する力が養うという中でも重要な知識となります。

『認知バイアス』って知っていますか?おそらく、何となく知っているけど…って方がほとんどだと思います。

つまり、この書籍は投資家として情報を取得する時や本業のサラリーマン生活にも役に立つ一石二鳥となる一冊です

この記事では、私の主観で抜粋した一部の要約となりますので気になりましたら、是非、書籍の購入を検討してください。

心理的な内容が書かれた書籍なので、是非書棚に置いて、時より読んで欲しいです。

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認知バイアス=思考の錯覚

認知バイアスのバイアスは「偏り」といった意味となり、認知バイアスは「認知の偏り」となります。認知の偏りというと、わかりづらい所があるため、“目の錯覚”ならぬ”思考の錯覚”と著者はわかりやすく説明しています。

この“思考の錯覚”目の錯覚と違い目に見えないところが始末の悪い所です。

思考の錯覚

わかりやすく解説するために一つの例をあげます。

ぜんきち
ぜんきち

選挙の時に、イケメンの政策とブサメンの政策が同じ場合どちらが当選するでしょうか?

結果はイケメンが2.5倍の得票差で当選ました。

この当選結果は予想できたとおもいます。

しかし、この研究の醍醐味は投票後の理由を聞いたことです。

投票した方に、票を投じた理由を聞いたところ、選んだ理由の中に『外見』と答えた方は14%しかおらず、73%の方が「イケメンとは違う理由で投票した」という結果でした。

これはどういう意味ですか?

この研究から答えた人は嘘を付いている思いはなく、大差で当選した結果から、脳内の記憶を『無意識』に「政策が優れているから」と書き変わっていることを示しています。

つまり、過去に起こした動機(意識)と現在の意識は異なってしまう。そして、それは無意識下で変わってしまうという事です。

これは恐ろしい事です。”勝敗”や”成果”がその人の実力を『かさ上げ』させるという事です。

  • 結果として表れると、無意識化に『実力の評価は書き替えられる

『運』の割合は実力値に拮抗する

実社会はテストのように実力値が客観的に示されることが少なく、『実力』と『運』の割合は想像しているよりも『運』の割合が多くなります

そのため、運によって成功したとしても、実力が優れているからと変換されて評価されます。

この書籍ではここから、人為的な評価は『思想の錯覚』が原因で実力が無くとも高評価が付いたり、実力があっても低評価に置き換わっている事について具体例を用いて脳科学を心理的な視点でわかりやすく解説しています。

  • 実社会には実力を評価する測定は少なく、成果は運の要素が大きい

錯覚資産を増やす方法

自分自身の思考であれば、意識すればある程度コントロールする事ができます。しかし、他人の意識をコントロールするとなるとそう簡単にはいきません。

先述した思想の錯覚には、自分にとって実力値より、良い評価をされることもあります。

この、自分に有利となる錯覚を得られれば、利益を得る方向に他人をコントロールする事ができます。

錯覚資産とは

相手が思想の錯覚を起こす中で、勘違いして良い評価を付けることを『錯覚資産』と著者は定義しています。

この錯覚資産を上手く使う事で、良い環境に身を置くことができ、それによって実際の実力も向上する事ができます。

また、錯覚資産を用いれば、「彼が言っているから正しい」と様々な場面で自分の意見が通りやすくなります。

  • 錯覚資産が大きければ、良い環境が手に入る

錯覚資産が生まれる契機

増やす方法は簡単です。成果を多くあげることです。

成果を上げれたら苦労しない…

そうですね、いくら成果を上げようとしても、簡単にあげれるはずはありません。

しかし、チャレンジする回数を増やしたらどうでしょう??

先述したように、社会では実力と運は拮抗しますから、ライバルより多くの事業や取り組みにチャレンジすると、嫌でも成功する事例が幾つか出て来ます

成功した中で功績が優れたものであれば、それにより錯覚資産が増えます。

  • 成功確率が同じであれば、チャレンジした回数が成果が表れる回数

錯覚資産の増幅方法

一部の方の錯覚資産が出来た状態に留まれば、影響力が限定されてしまいます。

そこで、次のフェーズとして、発表表彰などで大勢の方へその功績を浸透させる必要があります。

多くの人に認知されればされるほど、錯覚資産は複利的に増やすことが出来ます。ここでは紹介しませんが、書籍では具体例も書かれているので、とても参考になります。

兼業投資家

個人投資家であると、情報収集するにも時間が限られています。

そのため、投資インフルエンサーから情報を得こともあるでしょう。
しかし、情報を取る時には、情報発信者の過去の肩書と”今”配信する情報の正当さはイコールではありません。情報を精査する力が必要となります。

また、アナリストの意見も正しくありません。では何を信じればいいのかと言うと、一次情報。つまり、企業の決算書です。

サラリーマンの場合は、錯覚資産を増やす努力をすれば、会社での立ち位置が有利となり、有利な環境を手に入れ実力を向上させることに繋がります。本書は錯覚資産の増やし方を確認するだけでも、価値ある良書でした。

  • 肩書と『情報の正しさ』は”イコール”では無い

書籍の評価

評価は大きく二分されると思います。これまで真面目に仕事に取組み、「きっとどこかで誰かが見ている」的な考えを持っている方には目から鱗が落ちる内容です。

一方、会社生活を上手く立ち回っている方にとっては、「当たり前のことを書いていて身にならない」と思う方もいらっしゃいます。

しかしながら、学校スポーツで目に見える実力と実社会の屈折を補正するメガネのような書籍なので、社会や人の評価を説明するのに一役を担ってくれるはずです。

  • 評価が二分されるが、目で見えない物を説明するのに役立つ。

あくまで私の主観で抜粋した一部の要約となりますので気になりましたら、是非、書籍の購入を検討してください。

購入する際は下を踏んで頂けたらめちゃめちゃ嬉しく思います。

まとめ

  • 人は無意識に記憶が変化し気づかない
  • 錯覚資産は誰にでも作ることが出来る
  • 情報を取る時には「思想の錯覚」に気を付ける

記事が、タメになったと思われたら、“SNS”“リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。

共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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