こんな心配がある方のために、記事を書きました。
米国株へ投資しても大丈夫??という不安を持っている方へ向けて記事を書きました。
最近、米国株投資がブームになっており、本屋でも平積で米国株関連の書籍が並んでいます。
米国株は2021年前半まで絶好調で、米国指数に投資した方全員が儲かっていました。ところが最近テーパリング〔1〕の観測に伴い、米国債の利回りが高くなり株価が下落する要因となっています。
この先、テーパリング実施されれば、小さなニュースに対しても株価が急落する可能性が高くなります。
この記事では、米国の強みを確認して、今後下落が起こっても、株式投資を継続していくメンタルを養うために記載しました。
記事が、タメになったと思われたら、SNSやリンクで紹介して頂けると今後の励みになります。
〔1〕:Taperは直訳すると「先細り」や「漸減」という意味で、金融用語ではQE(量的緩和)の縮小を意味しています。
先進国で唯一人口増加
- 人口増加
環境が整備されていないため、人口が増加
- 経済成長
人口増加で生産性向上による、産業の成長
- 環境整備
インフラ整備と産業成長で悪化した環境整備
- 高寿命化
環境整備が整い出生率が低下し高寿命化する
- 経済停滞
生産年齢人口が減り、社会保障費増大が足枷となる
社会の構造として、経済が成熟するに従い出生率が低下し “経済停滞” が起こります。これは、日本以外の先進国に表れています。
これはアメリカも例外なく出生率が低下しています。しかし、アメリカの場合は人口が増加しています。これは一体なぜでしょうか?
アメリカの人口増加
2100年までの推測人口推移(赤色がアメリカ)
先ほどの答えは、多くの移民を受け入れているからです。
アメリカは移民の国で、移民人口は世界でトップの5000万人超となります。更に現在でも移民を毎年約100万人受け続けています。この移民の存在が人口を増加に繋がります。
このチャートを見ると、“中国” や “インド” が人口減少していますが、アメリカと世界の人口が2100年にかけて上昇しています。推測となりますが、今後80年に渡り、増加する人口は心強いものがあります。
ちなみに、世界の人口は2060年頃から増加率が減少しますが、アメリカはほぼ直線的に増加する推測となっております。
投資しやすい環境
米国は企業の株主還元意識が強いため、『増配』や『自社株買い』意識は高いです。連続増配では50年超も増配を続けている企業〔2〕も存在しています。
ちなみに、株主還元で日本とは異なる所は株主優待が無い事です。
米国では企業は株主のものであり、利益は還元すべきと言う文化が根付いているから、投資家が安心して投資できる環境が整っています。仮に『減配』すると経営責任が問われるため、企業業績を犠牲にして、自社株買いや増配が盛んに行われております。
〔2〕:P&G、ジョンソンエンドジョンソン、スリーエムなど
法整備
コーポレート・ガバナンスが確立されており、米国証券取引委員会で不正がないか厳重にチェックされています。
また投資に必要な情報は決められたルールに従い公開されています。
国策
国民が持つ資産の約37%が株式市場にあるため、政治家も株式の動向を注視しています。記憶に新しい、コロナショック時に政府の大規模な補助金が、株価回復の一つの要因となりました。
現職の議員であれば、株価上昇が選挙で勝ち抜く一つのセールスポイントとなるため、国を挙げて株価の上昇をプッシュします。
単元株
株式市場で日本株を購入する時は、“単元株”といって購入する単位が決まっています。その株数なんと100株単位での購入が必要となります。
一方、米国では一株から金額を指定して購入できるため、少額からの投資がしやすいです。
〔3〕:国によって単元株数は異なります。
〔4〕:単元未満である1株から購入する方法がありますが、手数料が発生します。
基軸通貨の強みとイノベーション
アメリカ基軸通貨
米ドルは世界中どこでも使用できます。世界の為替取引高では、40%を超えておりますし、国際通貨機関の引当金が一番多いのが米ドルです。詳しくはこちらの記事で解説しています。
流通量が多く、目標とするインフレ率も2%と安定感があるため、通貨価値の逓減は緩やかです。
米国に本社を置く企業であっても、世界各国に事業を展開しておりS&P500の売上高の40%は国外となります。売上の大半が国外と言う企業もいくつか存在します。
新しいイノベーション
真壁昭夫氏の著書「よそ者、バカ者、若者」論〔5〕で知られるように、“よそ者” から新しいイノベーションが発生します。実際にアメリカで、移民者もしくはその子供の起業率が高い事〔6〕が知られています。
また、創業してから30年未満の会社が米国時価総額Top5に3社も入っています。このことからも、新たなサービスや価値を生み出す企業が続々と出てきて、成長できる環境が整っていることが分かります。
〔5〕:既存のやり方を知らないよそ者。固定観念にとらわれない若者。枠組みに収まらないバカ者。からイノベーションは生まれるという理論
〔6〕:米国民より2倍多い、米国総人口の13%が移民者で、小規模企業の経済成長の30%が移民者企業
まとめ
共に学んでいきましょう!それでは、また!!
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