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米国株投資(S&P500)は ETF?投資信託?

投資手法

こんな お悩みがある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

投資信託ETFでどちらを購入しようか迷っている方へ向けけて記事を書きました。

ETFと投資信託で購入するのに一度は迷うことがあると思います。

過去であれは、投資信託の手数料が高いため、ETF一択でした。

近年、信託報酬(手数料)の低い投資信託が出てきていますので、マネーリテラシーが高い方だと、投資信託とETFで迷われている方もいると思います。

今回はそんな方に向けて、アメリカを代表する指数であるS&P500指数に連動したETF(VOO)投資信託(eMAXIS Slim 米国株式S&P500)を中心に比較します。

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ETFと投資信託の類似点

どちらにしても投資信託となります。

投資家から集めた資金をファンド(資産運用の専門家)が投資し、その運用の利益を投資家に還元する商品となります。

ETF

Exchange Traded Fundsの頭文字で、日経平均株価や金価格など”指標”へ連動するように運用される上場投資信託です。

ETFと投資信託の違い

  ETF(VOO) 投資信託(S&P500)
購入方法

リアルタイム
(株式と同じ)

1回/日
購入手数料 無料〔1〕~ 無料~
為替手数料 有り 無し
年間コスト 0.03% 0.0968%
(隠れコスト込み0.15%)
最低購入金額 約4万円~ 100円~
配当金 あり〔2〕 無し
税金 配当金へ課税 繰り延べ

〔1〕…殆どのETFは発生しますが、一部発生しません。発生しないものは証券会社により異なります。今回のVOOは楽天証券SBI証券ともに発生しないため、無料と記載しました。
〔2〕…2021.06.18時点で1.29%

1.上場の有無

ETFは上場しているため、価格を指定して購入(指値注文)することができますし、高値で買うことを防ぐこともできます。

一方、投資信託は株の買付で言う『成行』注文の一択となります。

2.手数料について

投資信託は購入方法によって同じ商品でも購入手数料が変わります。

具体的に、ネット証券会社で購入すると手数料が無料(ノーロード)であっても、銀行や証券会社の窓口で購入すると購入手数料が発生してしまう商品も少なくありません。

信託手数料について

投資信託は介在する企業がいるため、そこで発生するマージンが必要になったり、信託会社が為替を交換する手間があるため、信託手数料が高くなります

しかし、税金面や為替手数料の観点で見ると安くなる商品もあります。

税金面

ETFは配当金が発生します。(サクソバンク証券のDripを除く)

投資家の運用方法によって変わりますが、インデックス投資において配当金を再投資して、後で利益を享受した方が利益が大きいことは既知の事実です。

この投資スタイルでいくと、利益が大きくなるのが配当金が無い(極めて少ない)方が適しています

為替手数料

海外のETFを購入する時に、為替を交換して購入する必要があります。

為替交換する時に0.25$/円がかかりますし、尚かつ“手間”がかかるため、貴重な時間を使うことになります。

3.運用方法

ETFは指数に連動して動く“パッシブ運用”が多くなります。

一方、投資信託は“パッシブ運用”もあれば、ある指数を上回るように運用する“アクティブ運用”など多種多様な金融商品があります。

選択のポイント

ETFと投資信託を比べた時にどうしても、信託手数料や取引の自由度からETFを選びがちです。

しかし、投資信託も優れたところがあります。

選択のポイントとして3点記載しました。

1.最低購入金額

ETFを毎月購入しようとしたときに、購入する株数が少なくなります。

例えばVOOの場合ですと、毎月4万円の購入で1株しか買えません。

投資信託であれば、100円から買えますので、毎月少額積立でもしっかりドルコスト平均法が機能します。

2.国の制度

国の制度で、『つみたてNISA』や『iDeCo』がどちらについても、税金面で投資家に有利になる制度です。

この制度を利用しようとすると、投資信託の方が商品が多くあります。

つみたてNISA

投資信託 インデックス:167
投資信託 アクティブ:19
ETF:7本
※2021.6.7時点

3.投資スタイル

ETFであれば、大きな資金をご自身のタイミングで購入できるため、投資の自由度が高くなりますが、その分 どうしても資産形成に時間を掛けたくなります。

社会には『一生懸命』や『努力』すれば、ある程度の成果が得られることが経験上あると思いますが、投資に関しては、資産運用に時間をかけてもリターンが得られないと言われております。

出来るだけ手間をかけずに積立投資を行いたい という方は、ドル転の手間や購入のタイミングを計る必要のない投資信託の方が合理的です。

柔軟な選択肢

ETFか?投資信託か?どちらかを迷う時は同じ商品がある場合だと思います。

投資信託の利点は『インデックス投資』にあります。
しかし、配当益を貰いたいという方はETFが利点があると考えています。

投資信託では、ファンドの運用益から分配金を還元しています。
一方、ETFでは企業の業績より利益を還元しているため、『増配』の可能性もあります。

円建てのインデックス投資⇒投資信託
外貨建て投資⇒ETF
高配当投資⇒ETF or 個別株

といった、ご自身の資産の中で全てを投資信託の一択にする必要もありません。

まとめ

投資信託 とETFの選択には、万人に適した正解がありません。

ご自身のニーズやスタイルを見直して、自分に最適なものを選択するのがBestだと思います。

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別の記事で『投資信託』『ETF』『国内ETF』を完全比較しています。

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