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インフレが起こると株価はどうなる!?株とインフレの関係について

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
ぜんきち

インフレによって株価はどう変化するの?と疑問がある方へ向けて記事を書きました。

現在、世界的全体でインフレが高い値で進行しています。

ところで、このインフレは株価にどのような影響を及ぼしたのでしょうか?株価チャートから過去のインフレが株価にどういった影響を及ぼしたのか解説しました。

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Check Point
  • PPIが上昇しても、価格へ転嫁できない企業が業績悪化となる。
  • 100年以上遡ってみると、CPIが5%を超えると、50%の確率でリセッション入りする
  • 『金』『コモディティ』へ投資マネーが流入します
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PPIとCPI

PPIは”生産者物価指数”と言われ、CPI(消費者物価指数)発表の数日前となる毎月第二週に発表される指数です。

この指数は、生産者側の原材料や製品の価格を指数で表しています。詳しくは、関連記事にリンクを貼り付けます。

原材料を供給する側の物価が高まると、おのずと小売店で販売される商品は高くなりますから、CPIが高くなることが予想できます。そのことから、PPIはCPIの予想値とされています。

また、PPIが上昇しても価格に転嫁しにくい業界は業績悪化する可能性もあり、その点から株価が下落しやすいです。

インフレと株価

出典:FRED-Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average

こちらは、FREDのCPI(消費者物価指数)1914年からの長期チャートとなります。グレーで塗りつぶされている場面が景気後退局面となります。

出典:FRED-CPI データ加工

前年比CPIが5%を超える現在の水準時に、過去に景気後退した回数が10回あります。これは過去約100年でリセッションが起こった総数20回に対して50%の確率でリセッション入りする可能性があると言えます。

このことから、5%を超える高インフレは株価下落の『前兆』と言われています。

2021年は5月以降のCPIが5回連続で5%を上回っています。このことから、リセッション入りするのではないかと言われ、注目度が高まっています。

インフレに強い銘柄

ゴールド

市場全体としてはリセッション入りもありますが、セクター毎に見るとインフレに強いセクターやアセットもあります。

インフレが続く気配がしたら、先ず買われるのが『金』です。金への投資は大きく分けて、“金ETF” “金鉱株ETF” “金鉱株”の3つあります。とりわけ、『金鉱山株』はオペレーションレバレッジ〔1〕がありますから、金の価格により大きく変動します。

ただし、翌年にはテーパリングが控えていますので、ドルが上がる見込みがある以上、金への投資は難しい局面です。

』への投資例

金ETF:GLDM
金鉱株ETF:GDX
中小金鉱株ETF:GDXJ

〔1〕:コストが固定されているので、価格が上昇すると、その分利益が大きいこと。特に、小中企業の方が売上高の変動に伴い大きな利益になりやすい。

エネルギーセクター

その他に投資マネーが流入しやすいのは、エネルギーセクターとなります。過去の記事に紹介しましたように、長期のチャートにおいても、これからコモディティの時代が到来すると予想できますので、大きな流れは一致します。詳細は関連記事へリンクを貼っておきます。

『エネルギーセクター』への投資例

農業ETF:DBA
石油ETF:VDE、XLE

現在のCPI

米国CPIは、5月から5ヶ月以上連続して、5%を上回っており、FRBの「一時的な物価の高止まり」とは言えない状況が続いています。

先日、パウエル議長の再任が決定され、パウエル議長の発言で、「インフレは一時的ではない」と表明され、株式市場、原油が急落しました。

FRB金融政策の目的は “失業者率の縮小”“物価の安定”です。しかしながら、FRBは金融政策で物価の安定を行う事は難しいと考えられます。

FRBでも、インフレを止めたくても、止めることが出来ない現状から、インフレは持続的に進行していく可能性が十分にあります。

次回の記事でFRBが金融政策に踏み切れない現状について解説します。

パウエルショック

2021.11.30、パウエル議長より「テーパリングする量の拡大を検討されるべき」と述べられました。これを受けて、オミクロン株に伴う景気後退を懸念した原油売りだったところに、更に早期にインフレ解消の憶測が働き、『原油』『金』が急落しました

長期で見るとインフレ傾向の意見は変わりませんが、現在の購入は「落下中のナイフを掴む」ことになりますので、しばらく様子を見る必要があります

まとめ

  • PPIが上昇しても、価格へ転嫁できない企業が業績悪化となる。
  • 100年以上遡ってみると、CPIが5%を超えると、50%の確率でリセッション入りする
  • 『金』『コモディティ』へ投資マネーが流入します

記事が、タメになったと思われたら、“SNS”“リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。

共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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