こんな不安がある方のために、記事を書きました。
ビットコインなどの仮想通貨への投資へ一歩踏み出せない方へ向けて記事を書きました。
現在、『貯蓄より投資』が声高に言われており、企業における確定拠出年金も手伝って、投資信託で資産運用を行っている方が増えてきていると思います。
では、株式での投資が行われだした初期はどうだったのか??
今回の記事は、株式投資が一般化するまで、資産としてどのような “立ち位置” だったのかを紹介します。
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
元々株は投機として見られる
- 19世紀資産形成の主流は債権
株式への投資は「投機」「インサイダー」のみ
- 1920年株の評価が変わりだす
フィッシャー氏より「インフレ時の株の利回りが債権を上回る」と発表
- 1924年株の評価が一変する
スミス氏により「普通株への分散投資が債権を上回る」と発表
- 1928年世界中に広まり、意識の変革が起きる
スミス氏の研究を次いで、株式投資と他の金融資産とを比較した研究成果が発表される
19世紀において、株式で資産形成という考え方は無く、当時は『投機筋』もしくは『内部関係者』くらいが投資をするためだけのものでした。
投機と投資の転換点
その考えが変わったのは20世紀に入ってからでした。フィッシャー氏が「株式は物価下落時には債券の利回りを下回る。しかし、インフレの下において債券よりも優れた投資商品になる」と研究が発表されました。そして、この考え方が20世紀の前半における常識となりました。
その後、スミス氏〔1〕が「分散投資した普通株は物価の上昇局面だけでなく、下落局面においても、債権の利回りを上回る」〔2〕ことを証明しました。
スミス氏の主張が、世界に広がり、スミス氏の主張を裏付ける研究結果がいくつも発表されました。
余談となりますが、この証明の中では15年待てば資金を回収できるとされていましたが、21世紀になると配当を再投資さえすれば、約5年半で投資金額を回収する事が出来ました。
〔1〕:エドガー・ローレンス・スミス(Edgar Lawrence Smith)米国の経済学者
〔2〕:1924年に「長期投資としての普通株」(Common Stocks as Long Term Investments) を出版
投資としてのビットコイン
株式投資について、これまで “投機” とみられ堅実な投資家からは嫌厭されてきました。
しかし、暫く経つと懸命な投資家から、これまで堅実とされてきた債権より、株式への利回りの高さが見直され、「投機意識」から「投資対象」へ意識の変革が起きました。
これは、現在のビットコイン(暗号資産)と似ている所があると思いませんか?
- 2008年論文発表
ブロックチェーン技術による通貨構想
- 2010年物とビットコインの交換
ドミノ・ピザの購入時にビットコインを支払いました
- 2014年ごろ資産の保護先
クリミア危機など、自国の政治が安定していない国でインフレヘッジとしてビットコインへ資金が流入する
- 2019年各企業がビットコインを資産として購入
機関投資家や企業がビットコインをポートフォリオに組み入れる
- 2020年~決済手段として世界に広がる
PaypalやVISA、masterでビットコインに対応するようになる
ビットコインと株や金との決定的な違い
元々はゲームの特典として探し出す『アイテム』であったビットコインが、数年前にはボラティリティが激しい投機対象として、売買が行われました。
その後、機関投資家や企業がこぞってビットコインをポートフォリオへ組み入れています。(こちらについて詳しくは他の記事に解説しました。)
しかし、ビットコインは株と比べて決定的な違いがあります。
それは、ビットコインは無形資産であり、利益を求める経済活動を行わないという所です。
金であれば、「通貨」「価値保存」として使用する以外に、「装飾」などの有形としての活用方法があります。一方、ビットコインは数字の羅列で、金のように装飾する事はできません。
失望を与えた方へ
ビットコインはどこまで価値が上昇しても、無形であることに対するリスクは大きいと思います。そのため、堅実に投資を行うためには、ポートフォリオへ組み入れたとしても、数%に留める必要があります。
しかしながら、人は既知の情報より『不可知』の方が大きいです。
先の株式がそうであったように、ビットコインを投資先として、見直す賢者の登場と論文・証明が今後出てくる可能性もあると思います。もしそうなれば…面白いですよね。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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