こんな疑問がある方のために、記事を書きました。
最近のビットコインってどうなっているの??という疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
ビットコインはこれまで『価値の保存』としての存在でしかなく、投機的な投資対象でしかありませんでした。それが現在は『通貨』として環境整備が整ってきております。
今回の記事は、今のビットコインの環境について記事を書きます。
記事が、タメになったと思われたら、SNSやリンクで紹介して頂けると今後の励みになります。
通貨として必要な役割
通貨として必要な機能と役割は、3つあります。
価値の保存
お金を使わず蓄えることが可能です。
銀行や金庫にしまう事で、お金の名目価値は変化しません。
決済機能
お金を出すことで、“サービス” や “商品”と交換する事が出来ます。
お金が無い時は、まず自分が求めている “物” を持っている方を探す必要があります。そして、探し出したとしても、自分が提供できる”物” や “サービス”を求めている必要があります。
お金へ交換することが出来れば、物々交換時より各々納得した交換が出来る可能性が高くなります。
価値の見える化
金額を示すことで、店によって商品の『値段』を比較する事が出来ます。そして、「1万円で車1ヶ月乗り放題は安いな」や、「この料理で2,000円は高いな」などと、『値段』で評価が出来ます。
これは値段が『尺度』としての機能をはたしているからです。わたしたちはお金が表す尺度を基準に商品購入の判断をできています。
これまでのビットコイン
これまで仮想通貨は、限られた店舗でしか “物” や “サービス” と交換することができないため、交換の機能を十分果たしていませんでした。
ビットコインは通貨として “価値保存の手段” しかありませんでした。
ビットコインの価格変動
そして、”価値保存の手段”としても、価格変動の大きさから、通貨と呼ぶには不十分でした。
2017.12から僅か3ヶ月で約60%の暴落、2021.5からの2ヶ月半で約45%の暴落と、法定通貨と比較してあり得ないほど、価格変動があります。
“国が危機に瀕している時” や “国の通貨がビットコインより大きく変動する地域” でしか、ビットコインを “価値の保存” として変換する意義がありませんでした。
しかし、ここ近年でビットコインへの環境が激変が起こっています。
現在のビットコインを取り巻く環境
法定通貨としてビットコイン採用
2021.9.7にエルサルバドルでビットコインが法定通貨の一つとして採用されました。法定通貨には、2001年に米ドルが採用されており、2つの法定通貨を併用する体制となります。
エルサルバドルは中米にある、約650万人の小国です。
ただし、ビットコインの価格変動率の大きさから “価値の保存” としての機能を有していないことから、IMFは法定通貨への採用は早計と論文を発表しました。
他の国
実はエルサルバドル以外の国でも、自国の通貨からビットコインへ資金の流出が起こっています。
例えば、アルゼンチンやレバノンでは、外貨規制により米ドルへの流出を防ぐために “課税” や “個人での交換に月々での上限” を設けられています。
このため、外貨が入手しづらい国ではドルに代わる資金逃避先として、ビットコインなどの暗号資産へ資金が流入しています。
決済手段
これまでも、スターバックスやビックカメラなど一部の店舗においてビットコイン決済が行われていましたが、2021年10月21日から数週間以内にアメリカ国内のみで、ペイパルによる『仮想通貨決済』が始まる発表をしました。
ペイパルのサービスは3憶2500万人のユーザをかかえ、ペイパル加盟店は2600万店超も存在します。
現在はまだアメリカ国内のみですが、今後、全ユーザーへの使用が可能となり、全ペイパルユーザーが『仮想通貨決済』を使い始めると、ビットコインの流通量が爆発的に増えることが予測できます。
ちなみに、決済可能な通貨は“ビットコイン” “イーサリアム” “ライトコイン” “ビットコインキャッシュ”です。
流通量の増加
これまでコモディティの価格変動が、ビットコインのこれからを測る指標となります。
コモディティは、流通量が増えると価格が安定する事が知られています。
ビットコインもこれと同じと考えれば、ペイパルの仮想通貨決済は『決済機能』と共に『価値保存機能』を付ける十分な材料だと思います。
まとめ
共に学んでいきましょう!それでは、また!!
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