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パイオニア・ナチュラル・リソーシーズ(PXD)の分析

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ぜんきち
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米国の石油・天然ガス企業のアンテロ・リソーシズについて解説します。

パイオニア・ナチュラル・リソーシズ(Pioneer Natural Resources Company)は、米国内の石油・ガス探鉱生産会社です。

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パイオニア・ナチュラル・リソーシーズ(PXD)基本データ

社 名 Pioneer Natural Resources Corp
本 社 アメリカ テキサス州
ティッカー PXD
セクター
Energy:エネルギー
上 場 1993年(NYSE)
時価総額(USD) 54.698 Bil(2022.2.14)

事業概要

パイオニア・ナチュラル・リソーセスは石油・ガス探査・生産会社として事業を展開する米国の独立系エネルギー会社です。

展開エリアは主にテキサス州西部のパ―ミアン盆地、テキサス州南部のイ―グルフォ―ド・シェ―ル、コロラド州南東部、カンザス州南西部で展開し、8つのガス処理工場と9つの精製施設を所有しています。

可採埋蔵量は13億バレル(石油換算)、生産量は日量36万7,000バレル、生産割合では、“石油”“天然ガス液”81%となります。(2020年末時点)

パイオニア・ナチュラル・リソーシーズの業績

出典:マネックス証券 データ加工
決算 売上高 $ Mil EPS
2016/12 1,224 -0.26
1Q 1,293 -0.25
2Q 1,285 1.36
3Q 1,576 -0.14
2017/12 1,139 3.87
1Q 2,336 1.04
2Q 2,381 0.38
3Q 2,458 2.39
2018/12 2,204 1.89
1Q 2,244 2.06
2Q 2,379 -1.01
3Q 2,406 1.38
2019/12 2,641 2.06
1Q 2,010 1.74
2Q 1,141 -2.66
3Q 1,857 -0.12
2020/12 2,016 0.26
1Q 3,064 -0.33
2Q 4,269 1.54
3Q 4,961 4.07
出典:マネックス証券 データ加工
出典:マネックス証券 データ加工
CF($ Mil) 営業利益率 ROE ROA 営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物
フリーCF
2008/12 29.90% 6.60% 2.50% 1,025 -1,151 162 48 -419
2009/12 2.00% -1.50% -0.60% 543 -411 -153 27 80
2010/12 27.70% 15.80% 6.50% 1,285 -955 -246 111 89
2011/12 33.30% 17.40% 7.90% 1,530 -1,561 457 537 -761
2012/12 23.60% 3.40% 1.50% 1,838 -3,256 1,111 229 -921
2013/12 29.10% -13.60% -6.60% 2,145 -2,140 158 393 -494
2014/12 26.00% 12.30% 6.80% 2,366 -2,699 965 1,025 -877
2015/12 -20.30% -3.20% -1.80% 1,248 -1,840 958 1,391 -862
2016/12 -9.30% -5.90% -3.50% 1,498 -3,820 2,049 1,118 -359
2017/12 15.90% 7.70% 5.00% 2,090 -1,783 -529 896 -275
2018/12 19.30% 8.30% 5.60% 3,242 -2,610 -703 825 -278
2019/12 19.30% 6.20% 4.10% 3,115 -2,447 -788 705 127
2020/12 6.40% -1.70% -1.00% 2,083 -1,668 381 1,501 481

同社は原油生産量が多い、パーミアン盆地イーグルフォードを拠点にしているため、他のシェール関連企業と比較して業績が安定しています。

配当金など

配当金

出典:ploneer natural resources- 2021 Q3

2022年から変動配当支払いが加速度的に増加します。2021年の変動配当はフリーキャッシュフローの75%に引き上がりました。これは2020年と比較して3倍以上の増となります。

資産の現金化

出典:ploneer natural resources- 2021 Q3

同社は収益性の低い資産の売却を行っています。(“デラウェア盆地” “グラスコック”

デラウェアの売却金額は$3.25 Bilとなります。2021年末までに売却予定となっていました。グラスコックは$0.23 Bilの規模となります。

この売却した資金で利益率が高いミッドランド盆地へ投資する事で、より高い利益率を目指しています。

ウクライナ危機

ロシアがウクライナへ侵攻すると、欧州を含め、世界各国でロシアへの経済制裁が行われます。経済制裁では、ロシアからの資源は禁輸となりますので、エネルギー価格の高騰が起きます。

OPECの増産が技術的に不可能であるから、浮いた需要が米国エネルギー会社へ特需として降りてくることが予想できます。すると、石油価格と密接な同社の利益を押し上げる事が推察できます。

ウクライナ危機については関連記事に解説リンクを貼っておきます。

まとめ

  • パイオニア・ナチュラル・リソーシーズはシェール企業で安定した業績を誇る
  • 収益性の低い資産を売却し、収益率の高い地域に資金を投入している
  • 配当金が2020年の3倍となっている

共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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